借金はいくらからがやばいの?目安はある?返済が困難な時の対処法を紹介
「借金があるけど、自分はやばい状況なのかな?」と考えたり、疑問を持ったことはありませんか?
今回、借金はいくらからがやばいのか詳しく解説します。自身の借金と照らし合わせて、今の借金状況がやばいのかどうか判断してみてください。
仮にやばい状況でも、返済を楽にする方法や生活の見直しなどをしていくことで、今からでも自力で完済を目指せる対処方法は多くあります。
次のような疑問・お悩みを抱えている方はぜひ参考にしてくださいね。
- みんな借金いくらある?今の自分の借金ってやばい?
- 借金のやばいラインを知りたい。平均はどれくらいなの
- 20代や40代など年代別の借金の平均が知りたい
それでは詳しく見ていきましょう。
Contents
借金はいくらからやばい?ズバリ年収の1/3を超えたら!
借金を抱えていても、「やばい!」と焦るのか「まだ大丈夫!」と安心できるのは人それぞれでしょう。借金はいくらからがやばいのか、目安は知っておきたいですよね。
年収の1/3だと漠然としていますが、年収300万円に対して借金100万円と言い方をかえれば「やばい」と実感できますよね。
また、消費者金融業者でも「総量規制」を設けています。借り過ぎ防止、返済困難を防ぐため年収の1/3を超える貸付けは原則禁止されています。
年収300万円であれば、貸金業者からは借りれても最大100万円までとなります。
借金を抱えていたら…
- 自身の年収
- 借金総額
- 金利率
- いつまでに完済したいのか
などを、まずはチェックしてみましょう。年収に対して借金総額が大きすぎていないか?1/3を超えていないかが一つの判断基準と言えます。
他にもこんな借金はやばい!
- 複数の消費者金融を利用している
- 借金返済のために借金を繰り返している
- 借金生活が長年続いている
- リボ払いでリボ地獄に陥っている
- 遅延や滞納をしている
何社からも借金をしているまたは、借金を何度も繰り返している場合は、借金の現状把握を急ぎましょう。また、借金が長く常態化している場合は、「借金は良くないこと!」と意識改革が必要になります。
リボ払いで返済がきつい場合は、金利を抑える対策など検討してみましょう。滞納し返済が行き詰っている場合は、債務整理をいち早く行い問題解決へ進みましょう。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 教育ローン
- 奨学金
などは、低金利ですので急いで対策を考えるほどではありません。ですが、ローンも借金という意識は持ちましょう。
借金がやばい!今すぐ実践できる対処法の紹介
「借金がやばい状況から抜け出したい」これ以上状況を悪化させないために、できることから実践してみましょう。
一括返済や繰り上げ返済
ボーナスや臨時収入などまとまったお金がある時は、一括返済や繰り上げ返済を考えてみましょう。返済期間をぐっと縮められ、利息の負担を減らすことができます。
まとまったお金を返済に当ててしまい、「生活が厳しい…」とならないよう計画を立てることが大切です。
おまとめローンなど金融商品の検討をする
- おまとめローン
- 2社以上からの借入れで金利や返済日がバラバラで管理が大変な場合、おまとめローンの利用で借金を1つにまとめることができます。借金を一本化すれば金利も返済日も統一されます。
- ローンの借り換え
- 「金利が高過ぎて返済がきつい」という場合は、借り換えで低金利のローンの組み直しができます。
どちらも、金利が低くなり利息の負担が軽減し返済が楽になります。
- 審査が厳しい
- 安定した職業と収入
- 返済期間が長引けば借金総額が増える
既に借金を抱えての金融商品の契約は、審査が厳しく必ず契約できるとは限りません。借金自体は減らず、返済期間が長引くと借金が増えるデメリットもあります。
支出の見直しや節約でお金を浮かす
返済額を増やすために、すぐ取り掛かれるのが支出の見直しです。同時に節約を始めればお財布から出ていくお金を減らすこともできます。
- 固定費を減らす努力をする
- 外食やコンビニの利用を控え自炊する
- クレジットカードをやめ現金払い
- 利用明細書は必ず確認する
- 高額な買い物は良く考えてから購入
- 格安スマホ、通信費の見直し
- 動画サイトなど不要なサブスクは解約
電気、ガス、水道は節約として取り組みやすいと言えます。外食をやめ自炊をすれば食費も減らせます。クレジットカードやリボ払いをしないなど、お金の使い方の見直しもしましょう。
副業など収入を増やす努力をする
収入が低く返済額を増やせない場合、一時的でも副業など始めて収入アップを狙ってみませんか?「見つけるのが大変そう…」と躊躇せず、すぐに働けるものが多くあります。
単発・派遣バイト | 1日だけ、隙間時間の有効活用など |
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デリバリー系 | 隙間時間の活用、体力系ですぐ報酬をもらえる |
特技・スキル販売 | 似顔絵やハンドメイド作品など販売 |
クラウドソーシング | WEB系、写真、動画編集、執筆など在宅できる |
返済が困難なら債務整理を視野に入れよう
もう既に借金がやばい状況だという場合は、借金問題解決を急ぎましょう。国が認めた借金救済措置、債務整理で借金問題は解決できます。
やばいなと思った時点で、弁護士や司法書士に相談すれば適切なアドバイスや債務整理の方法を教えてもらえます。
【任意整理】債権者と話合いで利息のカットをしてもらう
任意整理は、債務整理の中でもオーソドックスで時間や手間をかけずに借金を整理できます。裁判所へ出向かず、直接債権者と交渉します。和解できれば将来利息のカットが認められます。
メリット
- 利息がカットされ借金が減る
- 返済期間が3~5年に延長
デメリット
- ブラックリスト入り(5年)
- クレジットカードが使えない
- ローンが組めない
任意整理後も返済が残るため、安定した収入が条件になります。また、デメリットはブラックリスト入りに関する限定したものだけで、財産の処分はありません
【個人再生】家を守りつつ大幅な減額が可能
多額の借金と住宅ローンを抱えている場合、「借金を整理したら住宅は手放さないとダメ?」答えは、住宅を維持しながら借金減額ができます。
個人再生は裁判所へ申し立てし、5,000万円までの借金を1/5から1/10まで大幅な減額をしてもらえます。
メリット
- 大幅な借金減額ができる
- 返済期間が3~5年に延長
- 住宅ローン特則の利用で、家を維持できる
デメリット
- ブラックリスト入り(5~10年)
- クレジットカードが使えない
- ローンが組めない
- 官報に個人情報が載る
- 車は没収の可能性がある
国の機関紙と言われる官報に氏名や住所が掲載されます。ですが、閲覧する人は少なく家族や周りにバレる心配はいりません。
【自己破産】借金が免除される
多額の借金を抱え完済の見込みがない場合、裁判所へ自己破産の申し立てができます。免責が認められると借金の返済は全額免除になります。
メリット
- 返済が免除になる
- 精神的に解放される
デメリット
- ブラックリスト入り(5~10年)
- クレジットカードが使えない
- ローンが組めない
- 官報に個人情報が載る
- 持ち家、車、貯金など没収される
- 職業が制限される
よって、自己破産は同居家族がいる場合は、内緒で手続きするのは不可能と言えます。
ギャンブルや浪費が借金の原因の場合、免責は認められず管財事件になります。管財人に支払う高額な予納金の準備や収入や財産の調査など、手続きに時間がかかり容易ではないことを覚えておきましょう。
借金100万円程度なら任意整理がおすすめな訳とは?
任意整理は、多くの方が手続きしているとお伝えしました。また、総量規制の観点から借金は年収の1/3を超えるとやばいとも説明しました。
消費者金融やカードローンの利用、クレジットカードのリボ払いなど、どれも金利が高く利息の負担は大変ですよね。返済しても元金がなかなか減らない…なんてことも。
そこで任意整理をすると、将来利息がカットされ借金を減らせます。きつかった返済も元金のみを返すことになります。
借金は収入の1/3を超えたらやばい!借金100万円でも任意整理で解決できる
借金はいくらからやばい?目安は収入の1/3を超えたらです!このままだと借金地獄で返済できなくなると危機感を持たないといけません。
収入が低い場合は、借金が100万円前後でもやばい状況と言えます。早めに任意整理をすれば、デメリットを抑えて借金減額ができます。
- 何社からも借金をしている
- 返済のために借金をしている
- 借金が生活の一部
- 金利が高い借金をしている
その他、上記の場合も早めの解決を目指しましょう。
自力で完済を目指したり債務整理の検討など、無理のない返済計画を立てて借金から抜け出しましょう。